15.放課後の不運



牧が体育館に到着すると、制服姿のと監督が体育館倉庫の近くで話をしていた。
牧の姿を視界に入れると、笑顔になってぺこりと頭を下げる。

「牧さんお疲れ様です!」
「お疲れ。監督、お疲れ様です。」
「牧は今日テストだったそうだな。」
「あ、はい。試合見に行けなくて。神とが行ってくれました。」
「ああ。今聞いたよ。」

と話し済なのかと、に視線を送ると、着替えに行く様子もなく、何も聞いていなかった牧は首を傾げる。

はなんで制服だ?今日休みだったか?」
「ちょっと抜けて買い物に行きたいと思いまして!!テーピング買ってきます。今まで使ってたのと同じもの扱ってるお店見つけたので。」

あぁ、なるほど、と頷く。

「誰か連れてくか?」
「大丈夫です。洗濯機は本日見に行ったら、どわっと増えてたんです。嬉しいー。」
「そうか。良かった。今までみたいに慌てて洗濯しなくて済むな。」

はにこにこ笑って、牧も喜んでくれたことを嬉しがる。
時計に視線を向けて、そろそろ行ってきます、と出口に向かう。
の背を見送って、さて、監督と今日の練習について話をするかと監督の顔を見ると、ご機嫌そうに笑っていた。

「?」
は熱心なマネージャーだな。」
「え?ええ、頑張ってくれてます。」
「友達に洗濯機増えたと言っても、なんでそんなに嬉しそうなのか分からないって顔をされたらしくて不貞腐れてたのだが、牧はきっと分かってくれるからいいんだって言ってたぞ。その通りだったな。」
「ははは。運動部で困ったことのある奴じゃなきゃ分からないでしょう。」
「助かってるよ。」
「俺もですよ。」
だけじゃなくてな、牧も。と良い距離で関係を保っていてくれて。」

高頭が扇子を広げて、ぱたぱたと顔を扇ぎだす。

「良い距離、ですか?」
「まあその、恋愛云々言うつもりはないが。部活第一で尊敬しあって、皆の手本となってくれて。しっかりした高校生だなと思うよ。」
「……。」

少し動揺してしまった理由はなかなか言葉にまとめられず、ただ不思議な気持ちだけが残った。
高頭はすぐに練習の話に切り替える。今日の内容を簡単に牧へと伝えて体育館の隅へ移動する。
時計を見る。あと5分で練習開始だ。

「……尊敬し合ってる、か。」

のことは大事に思っている。
後輩だしチームの仲間だし、一所懸命で自分に懐いてくれて、そんなの守りたいと思ってしまうに決まってる。

「……。」

俺がしっかりと距離をとることで他の奴らもに変な態度取らずにいてくれるなら喜んでそうするよ。












「花道~~。退場くらい何だよ。気にすんなって。」
「うるさい。」

高宮につんつんと背中を突っつかれながら、桜木軍団は街を歩いていた。
部活の前の僅かな時間、少し足を伸ばして飯を奢って花道を元気づけていた。

「退場こそ花道らしいじゃねえか!!」
桜木が睨んできてもどこか落ち込んでいる雰囲気は隠せず、優しいとは程遠い言葉をかけるのを黙らせる威力はなかった。

「……ん?」
スポーツ用品店の横を通り過ぎたとき、ふと見覚えのある人間が店内にいるのを見つけて立ち止まる。

「どうした花道。買い物か?」
野間が、でもお前金ねえだろ、と続けようとしたが、同じく店内に視線を向けて、おお!と声を上げた。
大楠も高宮も便乗してはしゃぎ出す。

「花道よく見つけた!!可愛い女の子発見~~!!!出てくるの待ってナンパしようぜ!!」
「いや、あれミッチーの知り合いだ。」
「へえ。」

苦笑いするだけだった水戸も、その情報を聞いて店内へ視線を向ける。
開け放たれている入口から中が見え、制服姿の女の子と店員が話をしていた。

「幼馴染とか言ってたな。」
「花道話したことあるのか!?」
「あ?ちょっとだけ……。」
「よっしゃー!!!花道を餌にナンパしよう!!!!!」
「おい。」

三井の知り合いと聞いてもナンパをやめる気配のない高宮の腹を桜木が抓る。
「……バスケ部なのか?なんか重そうな荷物持とうとしてんぞ?」
「マネージャーだ。」

ダンボールを持って重さを確認したあと、笑顔で頷いて何かを喋っていた。

「……お、おお……。」

そして持っていた台車に乗せていく。
ナンパはやめとけ、という気持ちは変わらないが、このまま去るのも躊躇われる。

「花道、俺たちのこと紹介してくれるか?」
「それは良いけどよ……。」
「荷物持ち手伝ってから見に行くわ。部活。」
「俺は部活始まるからな。頼むわ、洋平。」

出てくるのを待たずに店内に入る。
は入ってきた桜木達を二度見して驚いた。
「ども。」
「あれ!桜木君だ!!こんにちは~!湘北の近くだなとは思ってたんだけど偶然だね!!」

にこ、と人懐こい笑顔を向けられ、これは勝算ある!!と拳を握った高宮を桜木が睨む。

「買い物っすか。大量に。」
「うん。部活の買い出し。へへ、大荷物で恥ずかしい。」
「俺は練習あるんで駄目なんですけど、こいつら使ってくださいよ。」
「え?」
親指を立てて四人を差す。水戸も笑顔を向けた。

「花道の友達なんで怪しいものではないです。」
「力には自信あるんで~。」
大楠も身を乗り出して、に遠慮させまいと力こぶを出すポーズをした。

「怪しんではないけど……。いいの?用事とか……。」
「花道をからかうのに忙しいくらいだよ。」

迷うの背中を押したのは、先程まで話していた店員だった。
「そういう時は甘えなよ。距離あるじゃない。」
「そうですけど……。」

水戸がに近づいて、ダンボールが積まれた台車の取っ手に手をかける。
「ええと、何年?」
「私、2年です。」
「先輩だ。敬語使わねえと。もう会計終わってるんっすか?」
「う、うん。」
「じゃ、行きましょ。」

そして台車にしっかり固定されているのを確認してさっさと歩き出してしまった。

「……。」
三井さんの幼馴染だから助けてくれたのだろうか。 だとしたら、三井さん結構尊敬されてたりするのかな?と、ちょっと喜びながら、先に行ってしまう桜木たちの後を追った。

「いつもこっちで買い物してんスか?」
「ううん。ここに来たのは初めて。いつも通販利用してるんだけど取り扱い終わっちゃって。」
「へえ。色々あるんスねえ。」

話しかけられて水戸を見上げる。
気さくに話しかけてくれて、彼から年下の空気は全く感じない。

「今度買い物に来るときはぜひこの高宮を誘ってくれると嬉しいんですけどねえ!!!!」
「こら、困らせんな。」
「なあんだよ言うだけならいいだろ~。」
「ミッチーにバレたら怒られそうだろ、俺が。」
「怒ったりしないよ。お誘いありがとね。」
困り顔の桜木に笑いかける。
そんなに三井に可愛がられていないのだが、どんなイメージがついているのかは気になってしまう。

さん。そこを真っ直ぐっすよね。」
桜木が指差す方向を見てこくりと頷く。

「じゃあな、花道。」
「湘北はそっち?」
「そっす。この天才も練習に参加しないとゴリがうるせえんで。おいおめえら変なことすんなよ。」
「しねーよ。」
水戸が片手で桜木をしっしと追い払う。 不満そうな顔をして、こちらをちらちら振り返りながら、桜木は部活に向かっていった。

「さて、行きますか。」
「ありがとう。」
海南への道を進みながら、雑談を始める。 楽しそうに花道が馬鹿だという話や学校での話、バイトでの話を賑やかに話すので、は仲良しなんだなあと微笑ましく思いながら相槌を打っていた。
その様子を覗き見ている集団の存在には気付かずに。



海南の校門前に到着すると、ちょっと待ってて、と言い残し、が走ってどこかへ行ってしまう。
大人しく待っていると、缶ジュースを抱えて戻ってきた。

「お礼これくらいしか出来なくてごめんね。」
「やったー!」
「あざーす!!!!」
「お言葉に甘えて。」
「気にしなくていいのに。」

高宮、大楠、野間、水戸の順でそれぞれ言葉を発しながら缶を1本づつ受け取っていく。
「体育館まで持って行こうか?」
「あとは大丈夫。本当にありがとう。」

水戸の申し出はやんわり断って、がカートを持つ。
すぐに校内から騒がしい声がを迎えた。
さんおかえりなさ……。え!?なんすか誰っすか!!!!!!」
「お?」

走っていた清田がを見つけて駆け寄るも、水戸たちの存在を視界に入れると焦った表情をする。

「ナンパならお断りなんだよ!!!」
「清田君!!!!」
を守ろうと前に出るが、が手を伸ばし、清田の首根っこを掴む。

「荷物運び手伝ってくれたの。桜木君のお友達。」
「はあ!?あの湘北のっすか!?信用ならねえっすよ!!」
「ははは。信用とかはいいけどさ。」
爽やかに水戸が笑う。
「でも、本人がいいって言ったんだろうけど、こんな大荷物女の子一人に運ばせるとかどーなの?」
口元の微笑みは崩していなかったが、目が笑っていなかった。
「あ、す、すみません。さん。買い出し行ってるとしか知らなくて。」
「それはいいんだよ!一人で運べる量を買いに行ったんだから……。」
気にする清田に気にしないでと声をかけつつ、水戸があまりに優しく紳士で驚きを隠せない。
桜木君の良い相棒、といったところだろうか。
それにしても大人っぽい。

「まあ、他校の方針に口出すつもりはないけど。」
水戸は、世の中悪い奴もいるからね、と頭の中だけで考える。
女の子一人、制服姿で、両手が塞がってて重い荷物で、何かあったらすぐに逃げ出せ無さそうで。

「でも心配してくれてありがとう水戸君。」
「じゃー俺らは花道の珍プレー見に行かないといけないんで~。」
「また見かけたら声かけまーす!!!」
ブンブン手を振りながら、また湘北に向かって歩きだした。
も手を振り返す。

「……。」
「俺が持ちますよ、さん。」
「あ、部活は?」
「今走り終わった奴から休憩です。」
「そうなんだ。せっかくなんでお願いしようかな……。」

心配そうに眉根を寄せる清田と一緒に歩き出す。
「あの、本当に大丈夫でした?口説かれたりしませんでした?」
「全然そんなんじゃないって!むしろびっくりしちゃったの。高校生になったばっかりのやんちゃな男の子達、って外見なのに、荷物もってくれただけじゃなくて、車道側をさりげなく歩いてくれたり、お話は自分たちの話題だけど、分かりやすく面白く話してくれて。」
「そうなんすか?」
「うん。しっかりした子達だな~って。」

清田がさっきの男達の風貌を思い出して本当かな……と疑っているうちに、すぐに体育館に到着してしまった。
は監督と牧の姿を探す。

「あ、いた!牧さーん!」
が牧のもとに駆け寄り、清田は大人しくその場に留まっていた。
体育館倉庫はすぐ近くだからついていっては手間になると考えた。
「?」
が監督と牧に何かを話すと、牧が口を動かした。
すぐに眉根を寄せ、慌てた様子のががっくり肩を落とした。
そしてこちらに戻ってくる。

「どうしたんスか?」
「テーピングを整理したら、帰っていいって……。」
「えー。さん帰っちゃうんすか……。残念。」
「試合前なのにね……。」
「そんな落ち込まないでくださいよ。試合前だからこそですよ。休んでください。」
「うん……。やろうとすれば色々あるんだけど。」
「帰ってくださーい。」
「……はあい。」

昼間の神との会話の再現のようになり、清田は楽しそうに微笑んだ。

「むしろテーピングの整理も俺たちで出来ればやりますけど……一番使うのさんだもんな。さんがわかりやすいように整理したほうがいいっすよね。大きさごとにまとめるだけでもいいんですか?」
「やるよ、そのくらい。」
「……1年も図々しくさんにテーピング巻いてください巻いてくださいって言ってきてますよね。ほんとすみません。自分たちで勉強して巻けるようになったほうがいいのに。」

清田がぶつぶつ文句を言いながら、ダンボールを持ち上げて、倉庫にある台に乗せる。
中身を出して、テーピングの在庫が入ったボックスを用意した。

「大丈夫。一応私の方でも、巻き方指導してますから。」
「分かんないんじゃなくて、さんと喋りてえんですよあいつら。」
「それは……嬉しいけど。」
「俺だって喋りたいけどそれは違うんじゃねえかと思うんですよね。甘えんじゃねえよって。ダンボールは部活終わりにゴミに出しておきますから大丈夫っす。」
「あ、うん。頼むね。」

そういえば清田君もしっかりしてるんだよな、と考えて、先程水戸達の前で叱ってしまったのを反省する。
清田はただ心配してくれただけだったのだろうに。

「あの、清田君。ありがとう。ごめんね。」
「いいえ!そんな気にしないでくださいよ!」
「でも、休憩時間なくなっちゃうんじゃ……。」
「う、う~んと。」

視線をから外すが、時計を見るわけでもない。 ただ天井を見上げて、照れ笑いを隠すかのように口を結ぶ。
「あ、謝ってもらうより、その」
「ん?」
「お昼、一緒に食ったり、で、で、で、デート、してくれた方が、嬉しいかな~って。」
「……。」

ちらりと横目での反応を伺う。
何言ってんだこいつ、とか思われていたらどうしようと考えるが、私でいいの?というような雰囲気で目を丸くしていたので、よし、と軽く拳を握る。

さんと!出掛けられたら楽しいだろうなあって!」
「そ、そんなお世辞いらないよ。私で良ければ、予定空いてたら付き合うよ。」
「お世辞じゃねっす!!!……え!?いいんすか!?いいんすか誘って!?」
「うん。」
「いやっったあああああああ!!!!」
万歳して、ぴょんと跳ねて喜ぶ清田にクスリと笑う。 それと同時に背後から呆れたような神の声が聞こえてきた。

「何はしゃいでんの。は整理終わった?」
「うん。清田君が手伝ってくれた。」
「そっか。今日はもう帰るんだって?気をつけてね。」
「ありがとう。」

そう言いつつ、本当に帰っていいのかなと躊躇うの背を神が軽く押す。
倉庫から出ると、ばいばいと手を振って、そこでやっとが外へ歩きだした。

「全くもう。あんな調子なんだもんな。牧さんも、もっと休みたいとか言って欲しいって言ってたんだよ。の体力心配で。」
「名残惜しそうでしたねえ。」
「信長大丈夫?休めた?」

の背が見えなくなると、今度は清田の心配をする。
「大丈夫ですよ。今日はまだまだ体力余ってます!」
「休む時は休まないと。疲労甘く見ちゃいけないよ。」
「へへ。すみません。でも嬉しいんですよねえ。さんのお手伝い出来るの。」
「お。尽くす男?」

二人も倉庫から出て、次の練習の指示を出す牧の声を聞く。
「そうでもないですけど。さんがやることってチームの為になることですから!」
「はいはい。その気持ちよく分かるけど、無理はしない。信長、逆サイド!」
「ういっす!!!」
信長が元気に走り出してハーフコートでのシュート練習が始まった。
試合までもう少しだと、気を引き締めつつ。







校門を出て、腕時計に視線を落とす。

「……せっかく早く上がらせてもらったんだから、まっすぐ帰ろうかな……。」

清田君がデートに誘ってくれるかもしれないなら、服を買いに行きたいなとも思ったが、すぐに今日行くというのは急すぎる。
山王へのタオルの贈り物でお小遣いも減らされているのだから、買い物は慎重にしなきゃ……と帰路に着く。
後方から足音がするのは、同じく下校する生徒たちの一部だろうと気にもかけなかった。



人気の少ない道に差し掛かったところで、聞き覚えのない声に呼ばれて振り返る。

「お姉さん。海南の人だよね?」
「え?」

私服姿の体格のいい男が立っていたが、その顔に覚えはなかった。

「あの、俺、海南の友達に、迎えに来いって言われてたんだけど迷っちゃって……。道教えてくれませんか?」
「ここからなら5分も歩けば着きますよ。」
「あそこの道を左ですよね?」

男が道を指さしながら、が来た道を歩くので、はそれについて行く。
曲がり角に着いて、道案内をしようと指を差した。

「ここをまっすぐ行って……。」
そこまで言ったところで、後方の人の気配に振り返る。 驚いた瞬間には、口を男の手で塞がれて、近くにあった小さな路地に連れ込まれた。

「!?」
目を大きく見開いて男達の顔を見るも、どれも知らない人ばかり。
腕を掴まれ強引に引っ張られて、痛みに顔を顰める。 路地の行き止まりに来ると、男五人に囲まれて、恐怖に身を強張らせた。

「この女か?水戸達と一緒だったっつーのは。」
「間違いねぇっス!仲良さそうに歩いてるの見ました!」

顔を間近で覗き込まれて咄嗟に視線を逸らす。
水戸君達と歩いていたから何だと言うのだろう。
彼らは手伝ってくれただけなのに。

「ま、まじでやるんすか……?」
「何びびってんだよ!もう手段選んでらんねーだろ!この女利用して、水戸の野郎ぶん殴んだよ!」

水戸君達と、喧嘩して負けたのだろうか。
縁のない世界でまるで漫画のようだと考えてしまうが、私のせいで水戸君達が怪我をしてしまうなんて嫌だ。
逃げなきゃと思っても、一人の男に後ろからお腹に腕を回され、もう一方の手で口を塞がれたままで身動きが取れない。

「えー?ちょっとちょっと、待ってくださいよー。」
一番若そうな男がニヤニヤと笑いながらに視線を向ける。

「水戸ってめちゃくちゃ強いんでしょ?この状況だけじゃ弱いですって。準備万端で行きましょうよ!」
「なんだよ。何の準備するってんだ。」
「やだなー。ここはセオリー通り、その子犯してビデオ撮って、大人しくしないとこのビデオ、ネットに流しちゃうぞ!ってパターンでしょ。」
「……!」
「んで、俺たち勝てるしビデオで儲けられるし一石二鳥。」
「どのみち流すのかよ。」
「えー?そういうもんですよー?」

会話を聞いているのに頭に入ってこない。
理解したくないのかもしれない。

「うわー。ほら売れますって。めっちゃ可愛い。」
前髪を掻き上げられて、顔を観察される。

「!」
「おっぱい結構でかいじゃん。サイズいくつなの?処女かなあ。」
「……っ!」
恐怖と不快感で涙目になり、身を捩る。

「うおー。良い顔すんねー。楽しくなりそー。ねー先輩。あれ!?」
後方を振り返った男は、路地の入り口に視線を向けて、嬉しそうに微笑んだ。

「鉄男さん!!鉄男さんじゃないっすか!お久しぶりです!今から楽しいことしますけど一緒にどうです!?」